アイデアを交換すると進化するという話。

アイデアの交換は進化する

こんにちは。

最近は、体の健康のことと考え方を交互に更新している気がしています。

 

今回は考え方の中でも、根本的というか、個人的にはかなり重要度が高い「アイデアの交換」についてです。

 

人間がさまざまな道具を発明したり、世界のあらゆる場所に住めるようになったのも、アイデアの交換があったからです。

つまりアイデアを交換することは人間の進化につながるということです。

それは現在の私たちの成長にも大きく影響します。

 

それでは書いていきますね。

私たちは広く浅く知っている

私たちは広く浅く知っている

こういう言い方をすると

「いや、自分はこの分野のプロフェッショナルだから深く知っている!」という人もいるかもしれませんが、少しニュアンスが違います。

ここで言う広く浅くとは、例えば

  • 服や靴の作り方は知らないけど、身に着け方は知っている
  • 車の作り方は知らないけど、運転は出来る
  • 家を建てることは出来るけど、材料は買う
  • 料理は出来るけど、醤油は作れない
  • マウスの作り方は知らないけど、使い方は知っている

など。

 

こういう話の時に、例としてパソコンを操作するマウスがよく登場します。

マウスは安いものだったら1,000円以下で買えますね。

でも、1人では作ることができません。マウスをゼロから作り上げる人は世界に1人もいない研究者もいるくらいです。

 

マウスの部品を見ると

  • プラスチック
  • ホイール部分のゴム
  • ケーブル
  • USB端子
  • 赤外線
  • その他電気系統

などなど。

マウスと進化の話

この目の前のマウスに、一体何人が関わっているかと思うとすごいですね。

つまり私たちが何気なく生活を出来ているのは、広く浅く知っているおかげです。

ゼロから1人で完璧に作り上げるなんていうことはできませんし、現実的ではありません。

 

これは人間に特有の能力です。他の動物には見られません。

人間の進化はアイデアの交換、ということが伝わってきましたでしょうか。

 

アイデアを交換することの利点

アイデアを交換する利点

アイデアの交換は、どんどん人間の進化を進めます。

例えば私の1日の仕事が

  • 見積り作成に6時間
  • 営業活動に3時間

かかるとしましょう。

 

Bさんが私と同じ仕事量をするときは

  • 見積り作成に3時間
  • 営業活動に6時間

かかるとしましょう。

 

私はBさんより営業活動が得意ですが、見積り作成に時間がかかっているという違いです。

得意な方は不得意な方の2倍のスピードで完了することができます。

 

ここで「アイデアの交換」をしてみます。

 

私は営業活動のみ、Bさんは見積り作成のみをするということです。

そうすると私は

営業活動3時間×2人分=6時間

 

Bさんは

見積り作成3時間×2人分=6時間

 

2人合わせて同じ仕事量をしているのに、なんと3時間も早く終わってしまいました!

 

大きな会社では様々な部署があり、専門に分かれて仕事をしていると思います。

それもアイデアの交換なんです。

ただし、その分野においてほかの人(部署)よりも専門性が高く正確でスピードがないと意味がありません。
意味がないというか、余計なコミュニケーションが増えて逆に時間がかかったり精度が落ちたりします。

 

余った時間でさらに専門性を高めていくこともできます。そうすればさらに時間が余るかもしれませんね。

 

交換するアイデアがあるか?

交換するアイデアがあるか

ここ、結構重要です。

さっきの例では2人とも得意不得意があって、それを補い合うことができましたね。

つまり2人にはそれぞれ「交換するアイデア」があった。

 

「人間の進化」のような大きな話でなくても、自分自身を成長させていくためには「交換するアイデア」を持っているかどうかが非常に大切です。

交換するアイデアがないと人のアイデアを効率よく得ることはできません。成長できないことはないですが、交換している人たちと比べて成長スピードはかなり遅くなるはずです。

 

こういう意味で「何かの専門家になりましょう」というのは正しいと思います。進化のスタートとしては。

※専門家になるだけ(交換するアイデアがあるだけ)ではアイデアの交換まで進まないことが多いので、それはまた後で書きますね。

 

人生の中で今が一番若いです。

何かの専門家になるには10,000時間必要と言われることが多いです。

交換するアイデアがない人と思っている人は、いますぐはじめて下さいね!

 

私のやり方ですが、専門家になる取っ掛かりとして同じジャンルの本を10冊一気に読んでください。

3冊目くらいまでは結構しんどいですが、4冊、5冊目くらいから読むスピードが飛躍的に上がります。

10冊目に行く頃には「もうちょっと深く書いている本はないのかな?」とか考えていると思いますよ。

 

人間は人のために働くことで進化する?

人のために働く

交換するアイデアを持っているのに、アイデアを交換する意思がない人もたまに見かけます。

とにかく自分からアイデアを出さずに、他人のアイデアを欲しい人。

 

これもったいなんですよね・・・アイデアを出すから新しいアイデアが入ってくるんですよ。

会社なんかでも

  • 情報を共有しようとする人
  • 情報を自分だけでため込む人

はどちらもいると思います。

 

ちょっと話はずれますが、人の手柄をまるで自分の手柄のように言う人も、アイデアを交換する意思のない人に多いような気がしています。・・・感じている人もいるかもしれませんが、これは愚痴です!

 

話を戻します。

交換するアイデアがあっても、アイデアを交換する意思がない場合は進化しづらいです。

 

「人の役に立つ」ことをアイデアとしてたくさん持っていれば、様々な人とアイデアの交換が出来ます。

自分が今まで触れたことがないようなジャンルのアイデアをもらうと、進化に繋がりやすいです。

ビジネスの世界もそうですが、他業界の仕組みを自分の業界に採用することでイノベーションが起こることがあります。

 

こういうことを考えていくと「自分のためだけに頑張る」ことで進化しないことはないですが、

 

  • 人のためにスキルを上げる(アイデアを持つ)
  • そのスキル(アイデア)を人のために使う

 

方が進化するスピードは圧倒的に早いと考えられます。比較にならないくらい。

 

まとめ

アイデアの交換まとめ

インターネットが世の中に普及し始めてからもう20年は経ったと思います。

情報が溢れていますが、情報におぼれないように「情報処理」をする必要があります。

情報処理と聞くと、いろいろなツールを使って整理することを想像するかもしれません。

 

でも今回の「アイデアの交換」という観点から情報を処理していくのも面白いと思います。

 

多くの人は「聞く、読む」側です。

アイデアを持っていれば「話す、書く」側をすることも出来ます。

 

  • 困っている人の助けになるアイデアを出せるように努力する
  • 何かで得たアイデアを自分の知識経験とミックスして、他の人とアイデアを交換する

 

文章の流れとして、もしかしたら「ギブ・アンド・テイク」のように受け取った人もいるかもしれませんが、そうではありません。

意識的にはギブ・ギブ・ギブです。自分から情報発信をして下さい。

 

そうすると、周りも巻き込んでどんどん進化していけると思いますよ!という提案でした。