最近「何のために健康になるのか?」などの目的意識について書くことが多くなっています。
健康のことはもちろんですが「人生の目的・目標」を持っていないと、行き当たりばったりの人生になってしまいます。
それはそれで楽しいかもしれません。
ですが、今回は未来について計画性を持って考えていこうと思います。
世の中は常に変化しています。時代はどんどん動いています。見方によって様々な捉え方をすることもできます。
私たちの常識は数十年、短いと数年で非常識に変わっていきます。
私はこれからの未来を考える時「計画」と「軽やかさ」というキーワードが大切ではないかな、と思っています。
目次
50%の人が100歳を超える?
寿命に関して参考にした本は「LIFE-SHIFT(ライフ・シフト)」です。
この本によると
今の20歳は100歳以上、40歳は95歳以上、60歳は90歳以上生きる確率が50%。
なんですね・・・
私もまだ人生折り返してなかったんだ・・・^^;
「自分は長生きしないから・・・」となぜか思ってしまい、準備をしていないまま100歳まで生きたら・・・ちょっと怖いですよね。
先のことをまじめに考えていきましょう^^
国語の教科書にも掲載されている「山月記」で有名な小説家の中島敦氏の言葉。
「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。」
現在の常識はあくまでも「現在までの常識」
私はアラフォーですが、恐らく私より上の世代では「現在までの常識(パラダイム)」が根強く生きていると思います。
今までは、
- 良い大学に入って
- 大企業に就職して
- 定年まで働いて
- 退職金をもらって
- 貯金と年金で生活していく
が多くの人の常識だったと思います。
でもこんな生き方って、ここ数十年の考え方ですよね?
時代はどんどん変わっています。
私たちが常識と思っていることは、人間の歴史のほんの一瞬のことにすぎないんです。
寿命から時代の流れを考えてみる
寿命から考えてみますね。
70歳~80歳が寿命と考えると、60歳で定年をむかえて10年~20年が年金暮らしになりますね。
※もう少し前(30年ほど前)は定年が55歳だったんですよ。
現在の定年は65歳が一般的です。
寿命が延びた分、働く時間もどんどん延びていくわけです。
100歳まで生きると、80~85歳まで働かないといけない計算になります。
少なくとも今の60代と私たちアラフォー世代の60代は全く違う生き方になる可能性が非常に高いです。
60代になっても後20年仕事をしなくちゃならないんですね(笑)
あと私たちが年金をもらえる歳は一体何歳まで引き上げられるでしょうね・・・
今生まれている子供たちの50%が107歳まで生きると予想されています。
私たちの常識もこの世代には通用しませんね。
大学から時代の流れを考えてみる
大学のあり方自体も考え直され始めています。
大学の定義も人によってかなり差があると思いますが、基本的には高等学校よりも高度な「学問」を学ぶ場所であろうと思います。
学問を学ぶことで自分の可能性を広げていく、と言ってもいいかもしれません。
しかし「日本の大学の大半を職業訓練校にすべきだ」という議論が何年か前から始まっています。
分かりやすく言うと
- G型大学:東京大学をはじめとする「トップ大学」※10校未満
- L型大学:その他すべての大学は職業訓練校
です。
どっちが良い悪いというものでもなく、役割がよりはっきりし二極化も進んで行くと思います。
人生はトレードオフ
ここはすごく当たり前の話なんですが、根本的な大切な考え方です。
人生は常にトレードオフという考え方はベースとして持っておいて下さい。
トレードオフとは、一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態です。
あなたは1人しか居ません。当たり前ですが、東京と沖縄で同時に人に会うことはできませんね。
もう少し現実的な話をすると、
あなたの理想を実現するための行動をすれば、
現在の生活は続けられません。
逆に現在の生活を続けていれば、理想を得ることは出来ません。
ということです。
すごく当たり前の話なんです。
- 理想の人生はありますか?
- 理想の人生と今の人生、どっちが良いですか?
- また今日も同じことを繰り返しますか?
人生はトレードオフであることを受け入れて、このような問いを自分に投げかけると頭が働くかもしれません。
ノーベル文学賞を受賞しているアメリカの作家「トニ・モリスン」の言葉。
「空を飛びたいなら、あなたを地上に引き留めている些細なものを諦めることだ」
専門を複数持ち、ネットワーク化する
上で紹介した本「LIFE-SHIFT(ライフシフト)」では
複数のキャリアを持ってマルチステージで生きていく
ことを主眼において書かれています。
本の中で
問題は、殆どの人が生涯で何度も移行を遂げるための能力とスキルを持っていないことだ。
柔軟性を持ち、新しい知識を獲得し、新しい思考様式を模索し、新しい視点で世界を見て、力の所在の変化に対応し、時には古い友人を手離して新しい人的ネットワークを築く必要がある。
と表現されています。
新しい知識や経験を得るために、投資を怠ってはならない、とも書いています。
私も概ね同意見ですが、それに加えてもう一つ
- 知識のネットワーク化
- キャリアのネットワーク化
が強力な武器になると考えています。
この記事で最も言いたいことはここです。
一昔前までは「何かの専門家になりましょう」が一般的でした。
今では「専門を複数持ちましょう」になってきていますが、ここでもう一つ進めて
「複数の専門をネットワーク化し、あなたにしかできないことをやりましょう」を提案したい。
言い方を変えると「あなたの独壇場を作って下さい!」ということです!
これを計画的に作っていくんですね。
それでは次の「人生のデザイン」について進んで行きましょう。
自分の人生をデザインする
知識やキャリアのネットワーク化を計画的に進めていくには、自分なりに人生をデザインする必要があります。
人生のデザインする際に大切なことは「部分最適ではなく、全体最適を考える」ことです。
全体最適を考えるためには、まずは自分の現状を受け入れて理想の人生とのギャップをしっかり理解することです。
時代の流れも関係してくると思います。
考えないといけないことはたくさんありますが、今自分で出来る範囲でよいです。
その計画(行動)が理想に近づくことなのか、全体としておかしなことにならないか、を考える癖をつけてほしいです。
自分のデザインすることは大切ですし、楽しいものです。
いや楽しまないといけませんね!だって自分の人生を自分でデザインしていくわけですから。
このWEBサイトではたまに「あなたの人生の目的・目標はなんですか?」と問うことがあります。
人生の目的・目標を元にデザイン(計画)し、行動すること。
100歳時代にはこれが相当重要になってくると思います。
今すぐ計画を始めて行動しよう!
ある程度のプロフェッショナルになるには10,000時間必要と言われています。
能力の高い人はもっと短い時間でプロフェッショナルになれるかもしれませんが、私たち一般人は10,000時間かかる、と考えておいた方がいいですね。(読者の中に能力が高い人が居たらごめんなさい)
・・・10,000時間って、毎日3時間やったとしても約10年なんですよ。
ですので、仕事とは関係なく何かの専門家になりたいと思ったら、とにかく今すぐ始めて下さい。
そしてそれが自分の理想の人生にどのように近づいていくかを実感しながら続けて下さい。
どうしても「もっと早く実現したい!」と思った時は、仕事を変えることも考えた方が良いです。
仕事なら3年くらいで専門家になれると思います。(あくまでも専門家としてのスタートラインだと思いますが)
アメリカの作家で「トム・ソーヤーの冒険」で有名なマーク・トウェインの言葉。
「やったことは例え失敗しても、20年後には笑い話にできる。しかしやらなかったことは、20年後には後悔するだけだ」
まとめ
今までは仕事上では「○○会社の□□さん」と呼ばれることが当たり前でした。
一昔前までは年齢を聞くと、大まかにその人の会社での役職なんかも想像できましたね。
しかし、現在でも様々な生き方を実践している人も増えています。年齢や性別で判断することはできません。
時代は本当に変化しています。
ある意味「自分にしか出来ない人生」を自由に組み立てられるかもしれない良い時代ということです。
本来そうあるべきだと思います。
長寿になっていくことが辛いことではなく、楽しい理想の人生にするには、今すぐ計画して行動をすることです。
良くも悪くも実力主義の時代に突入しています。
国も「副業して欲しい」と言い始めています。(自分の身は自分で守らないとヤバい)
ロボット技術と人工知能によって、様々な職がなくなり、新しい職が生まれてくると思いますが、世の中の流れを読みつつ、自分の人生をデザインできるようになっていきたいですね!