こんにちは。
すっかり久々になってしまいました・・・
実は2017年11月26日(日)に食生活アドバイザーの試験を受けてきました!
一体何年ぶりの試験だったか分かりませんが、興味のあることだったので勉強も試験も楽しくすることができました^^
3級と2級を併願で「同じ日に」受験してきました。
そしてどちらも合格しました!
※今のところ模範解答を見ての自己採点です。正式な合格発表は2017年12月22日(金)に郵送で届くそうです。ここまで書いて受かっていなかったら本当にすみません(汗)
2017年12月21日追記
本日無事合格証と試験結果が届きました・・・よかった・・・
もしかしたら食生活アドバイザーを受験したいけどいまいちよく分からない、という人もいるかもしれませんので、今回は食生活アドバイザー試験についてべったり書いていこうと思います。
それでは久しぶりの更新ですが、行ってみましょう。
目次
どうして食生活アドバイザーを受験しようと思ったのか
まずこれですよね。
食生活アドバイザーの資格を持つことで、何がどうなるのか、ということです。
私が受験した動機は
- 自分の健康に関しての知識に偏りがあり「すぎる」こと
- 資格を持っていた方が声が届くことがある
- 世の中で一般的になっている知識も知っておこう
という3点です。
仕事で活かそうとか、次の就職で有利になるとかそのようなことは全然考えていない「自己満足」感が非常に強く出ています(笑)
食生活アドバイザー3級の公式の説明は
食生活アドバイザーとは、単に「食」に関連したことばかりでなく、自己責任時代における「生き方」「考え方」「生活そのもの」を、それぞれの立場にあった視点でアドバイスできる人材をいいます。
です。
食生活アドバイザー2級の公式説明は
(3級に加えて)さらに、食を提供する側の視点がプラスされます。つまり、飲食店やメーカー、販売店などの立場になり、それぞれが、食を通して、いかに健康で楽しい生活を消費者に提供できるかを考えます。
です。
また後で解説しますが、出題範囲は結構広いです。
でも深くはないですね。個人的は広く浅くのイメージですが、知らないこともたくさんありました。
記憶するだけで案外合格することは出来ると思います。
出題範囲は広いので、たくさんのことを知ったうえで、(試験後)自分がどの分野に興味を持って深く実践していくかが楽しめる試験だと思います。
ちなみに、国家資格ではありません。民間の検定試験で、1999年からスタートした資格です。
食生活アドバイザー3級と2級の違い
上でも書きましたが、もう一度簡単に概要を説明すると
- 3級は消費者目線
- 2級は、3級+食を提供する側の目線
という違いです。
出題する章の構成は同じです。
- 栄養と健康(ウエルネス上手になろう)
- 食文化と食習慣(もてなし上手になろう)
- 食品学(買い物上手になろう)
- 衛生管理(段取り上手になろう)
- 食マーケット(生き方上手になろう)
- 社会生活(やりくり上手になろう)
の6章構成です。
栄養素の話から食文化やマナー、食品のラベルの見方や法律、食中毒の種類や対策、流通業界や経済に関してなど、出題範囲は広いですが個人によって馴染みのある章もあったりするので、得意分野と不得意分野がはっきり分かれてくると思います。
3級も2級も章の構成は同じですが、上で説明もしましたが2級は「食を提供する側」の知識も問われますので、範囲としては若干広くなりますね。
でもビビるくらいは広くなりません。
試験内容の違いも書いておきますね。
<3級>
- 出題形式 5択の50問をマークシート
- 試験時間 90分
- 合格ライン 合計点数の60%以上(つまり30問正解で合格)
<2級>
- 出題形式 6択の42問をマークシート+記述による筆記13問
- 試験時間 90分
- 合格ライン 合計点数の60%以上(ちょっと複雑なので後で詳しく)
3級は単純な5択なんですが、2級は6択目の「該当なし」が増えます。
この選択肢が結構きつくて、理解が浅いと正答率がぐっと低くなってしまいます。また後で説明しますが、これが2級の合格率が低い理由だと思います。
※そして実際に「6.該当なし」が正解の問題も、思ったより出題されます。
そしてもう一つの大きな違いは、記述問題が13問出題されるということです。
でも安心してください。何かを論じたりする記述問題ではなく、単語を答える記述問題です。
今の時代はパソコンやスマホばかり使って漢字を書くことが少ないので、漢字の勉強ですね(笑)
このように2級は3級と比べて「運で正解した!」ということが起こりにくくなっています。
2級も3級も「合計点数の60%以上で合格」という基準です。
3級は選択問題50問なので、1問2点で100点満点中60点(つまり30問正解)で合格です。
2級の配点は少しややこしいです。
選択問題(マークシート)は42問です。1問2点という配点で84点。
記述は13問です。1問3点という配点で39点。
合計すると2級は123点満点なのです。
そのうち60%以上で合格なので、123×0.6=73.8→74点以上で合格ということになります。
記述の配点が思ったより高いので、要注意です!
受験料は
- 3級:4,700円(税込)
- 2級:7,300円(税込)
- 併願:12,000(税込)※単純に4,700円+7,300円
です。
同じ日に試験がありますが、午前中が3級、午後から2級ですので同じ日で一気に受験することができます。(私はそうしました)
食生活アドバイザーの合格率
公式サイトによると、平均で3級が65%、2級が35%と書いてあります。(2017年12月現在)
生涯学習のユーキャンによると、3級が58%、2級が38%と書いてあります。
その他、資格情報をまとめてくれているサイトでは、3級が63.6%、2級が33.0%と書いてあるところもあります。
でも実際に受けた人には合格通知が届き、その通知に「今回の試験の合格率」が記載されています。
私は第38回で受験をしたので、過去のデータをインターネットで探してみると・・・
- 2016年度第35回:3級合格率51.2% 2級合格率17.9%
- 2016年度第36回:3級合格率56.6% 2級合格率26.4%
- 2017年度第37回:3級合格率48.4% 2級合格率39.0%
という結果です。
平均で公開されている合格率から言うと、ちょっと低めな感じですね。
2017年12月21日追記
本日、合格証といっしょに「検定試験結果通知」が届きました。
これには、すべての問題に対しての○×や受験者数、実受験者数、合格者数、合格率が記載されていましたので公開しますね。
2017年度第38回:3級合格率54.2% 2級合格率32.6%
まずは3級です。
3級は余裕がありました!ここ数年3級の合格率が公式の発表よりずいぶん低い気がしますが・・・
続いて2級です。
やはりギリギリでしたね・・・危ない。
ほんと凡ミス要注意です!
食生活アドバイザーの受験方法
FLAネットワーク協会 食生活アドバイザー検定の公式サイトから願書請求をします。
公式サイト:http://www.flanet.jp/
後は、公式サイトに書かれている手順に従ってもらえば問題ないのですが、1点だけ注意点があります。
申し込みが完了するまで、願書が送られてきた封筒を捨てないようにしてください!
もしかしたら今後変わるかもしれませんが、私に届いた封筒には、送付先住所の下に6ケタの「登録番号」が書かれていました。
受験を申し込むときに、この登録番号が必要です!封筒の中身だけ取り出して、封筒自体を捨ててしまうと・・・ややこしいことになりますので(笑)
捨ててしまった場合は、食生活アドバイザー検定事務局に問い合わせしてみて下さい。
連絡先は公式サイトに書いてありますので!
私が行った食生活アドバイザー2級、3級の勉強方法
みんなに当てはまる方法ではないことは理解していますが、自分の勉強した方法を紹介しますね。
勉強期間は3級・2級両方で、1ヶ月半くらいでした。
仕事が忙しくて1週間全くできないときもありましたが、、、。(←10分でもいいからやったほうがいいですよ・・・)
食生活アドバイザーは暗記を中心とした勉強です。もちろんそれだけではないですが、単語を知らないという状態だと問題の意味すら分かりません。
ですので、1問1答形式の「暗記カード」が有効です。100均で買ってください!
私が何をどういう風に勉強したかというと、まずは揃えたものをお知らせします。
- 食生活アドバイザー3級公式テキスト 1,944円(税込)
- 食生活アドバイザー2級公式テキスト 2,160円(税込)
- 公式の科目別過去問題集2017年度版(3級) 2,200円(税込・送料込)
- 公式の科目別過去問題集2017年度版(2級) 3,300円(税込・送料込)
- 100均の暗記カード 4つくらい
この4冊+暗記カードがあれば大丈夫です。(と言い切ってみます)
公式テキストは書店でもAmazonでも購入できます。
公式の過去問題集は書店(Amazonでも)では購入できず、資格を運営しているFLAネットワーク協会から直接購入する必要があります。
問題集の購入方法は簡単で、FLAネットワーク協会食生活アドバイザー検定サイトへ行き、願書請求をしてください。
受験願書といっしょに、過去問の購入方法も記載されています。(専用の振込用紙で振り込むだけです)
入金後、2週間ほどで問題集が届きます。
私の3級の勉強方法
まずは3級から勉強をスタートしました。
基本は1日1章です。食生活アドバイザーは6章構成ですので、計画通りに出来れば1週間で1周目が終わります。
人間の記憶に定着するメカニズムを考えた時、きっちり少しずつ完璧に覚えながら進めていく、というのは得策ではないと思います。
まずは、ざーっと最初から最後まで通す。もちろん暗記はしていきますが、完璧には覚えていない。(というか私には無理)
具体的には
- 問題集を1章分解いてみる(そんなに時間かけなくていいです)
- 答え合わせをする
- 絶望する
- 回答とテキストを見ながら理解して覚える
- 知らなかった単語や説明は都度暗記カードに書いていく
- もう一回同じ章を通して問題集を解く
- 間違った問題があり、暗記カードに書いていない場合は追加する
という流れです。
恐らく1章分2~3時間くらいでしょうか。(得意な章は1時間で終わることも)
これをやっていると、暗記カードが一気に増えます。書きすぎて手が痛い(笑)
暗記カードが増える利点は「復習がめちゃくちゃ楽」ということです。
最終的にはテキストや問題集よりも、自分で作った暗記カードだけで勉強する(暗記する)時間が増えます。
私的には暗記カードを作る為にテキストや問題集を利用する、という感覚です。
こんな感じで6章までやり切ります。
それが終わったら、休みの日を利用して問題集を最初から最後まで1日で「きちんと」やりきります。
最初に解いたときは時間をかけずにざーっと進めましたが、このときは知識が入っているのでしっかり考えて解きます。
問題の数は200問。結構しんどい。
答え合わせをして、間違ったところが暗記カードに書かれていない場合は追加ですね。
私は休みの日に200問通して解いたとき、正解率は85%でした。
私の2級の勉強方法
3級は200問通して85%の正解率でしたから、2級はあまり勉強することはないかなと思いつつ問題集を解いてみると、
- 得意な章で60%前後
- 不得意な章だと40%前後
どう考えてもヤバい・・・このままだと確実に受かりません。
これが3級と2級の差だと思います。単純な暗記では2級はちょっと苦しいか?という感じ。
2級でも勉強方法は3級と同じです。
2級の方が出題する範囲が若干多いので、暗記カードはさらに追加されていきます。
3級の問題集では出題されていなかった問題も2級で出題されることももちろんありますので、3級の復習としても高い効果があります。
(そのおかげで3級は本番の試験でも90%を超える正解率でした)
2級の勉強で私が感じたのは
- 単なる暗記ではなくて、理解が深まるような暗記カード作り
- 答えが分かっても漢字で書けるかどうか
という2点が、2級合格に大きく影響すると思います。
例えば、食中毒の「腸炎ビブリオ」を覚えたい、と暗記カードを作るときは、表に
「海水(塩分)を好み、塩分3~5%で成長する。真水や加熱に対する抵抗力が弱い食中毒は?」
→裏に「腸炎ビブリオ」
という感じで3級で覚えたとするじゃないですか。
私が2級を勉強しながら作り始めた暗記カードは
「感染型の代表3つ。食品内毒素型の代表3つ。生体内毒素型の代表3つ。ウイルス性の代表3つ。それぞれの特徴も。」
とかになってくるんです。
ポイントポイントで覚えるのではなくて、関係するひとまとまりで一気に覚えておく必要があると思いました。
勉強が進むにつれ、自分で作る暗記カードも進化していきます。
3級の勉強で単語としては大部分を覚えていますから、2級はそれぞれのつながりと、もう少し細かいところまで押さえていこうという感覚です。
2級も1章ずつ終わらせて、休みの日を使って問題集を一気終わらせましたが、その時の結果は正解率80%でした。
後は暗記カードを見て、あれ?と思うようなところがあればテキストを見返すようなゆるい感じで本番の試験に臨みました!
試験前日に疲れが出て、スマホでドラクエをしてました。(このせいかどうかは分かりませんが、本番2級で凡ミスを繰り返します笑)
食生活アドバイザー各分野の暗記ポイント
食生活アドバイザーは暗記中心の試験です。
でもテキストすべてを暗記するのはかなりきついと思います。
そんな人のために「私はこれを覚えたよ!」というポイントを書いておきますね!
※でも結局のところ最終的にはほとんどの項目を覚えていく努力は必要です。そうしないと2級で合格点を取ることはなかなか難しいです。
1章 ウエルネス上手になろう
栄養と健康に関する知識です。
この章は比較的私の得意分野です。
- 消化と吸収の仕組みはしっかり
- WHOでいう「健康」とは
- 3大栄養素、5大栄養素
- ビタミンとミネラルの表
- エネルギー代謝の種類
- ダイエット、生活習慣病について
テキストを読み返しながら書いていますが、まぁまぁ全部大事です。
その中でも上の項目は最低限しっかり記憶しておかないと戦えません。
ビタミンとミネラルの種類と特性なんかは、すぐに暗記カードを作って覚えてしまいましょう。
ビタミンとミネラルの表で特に覚えておきたいのは特性と主な欠乏症です。
多く含む食品も覚えておきたいですが、私はぼんやりとしか覚えていませんでした。(うーん、こうだったかな?というレベル)
脂質に関しては得意分野?ですが、それでも知らない単語もありましたね(笑)
ある程度常識問題も多く出てきます。常識って人によって違うので一概には言えませんけど。。。
2章 もてなし上手になろう
食文化と食習慣に関する知識です。
この章は、日本の文化に触れるいい機会でした。なんとなく聞いたことがある、の知識を綺麗に整理できたのでこれからの人生にも役に立ってくれる章だと思います。
- 五節句と代表的な食べ物・飲み物
- 五節句以外の年中行事と料理
- 主な通過儀礼と食べ物
- 賀寿の祝い
- 郷土料理の定義や主な郷土料理
- 旬に関する言葉
- ものの数え方
- 味の相互作用
- 各国の代表料理
- 日本料理の形式、器、盛り付け方
- 食事とパーティーのマナー、箸使いのマナー
- 食にまつわる4字熟語
この章は、1問1答が非常に多く暗記カードをバンバン使います。
知っている人は楽な章かもしれませんが、日本人として覚えていくのは楽しいと思えました。
聞いたことはあるけど、日本の文化をきちんと学んではいない、という人も多いかもしれません。
試験に合格するためだけでなく、これからの人生に役に立つ情報が満載ですので、バンバン覚えて日本の文化に触れましょう!
全国の郷土料理が地図付で載っていますが、これはさすがに覚えられませんでした(笑)
なんとなく知っているレベルで答えられるところもありますが、練習問題に出た箇所と、2級のテキストに絵付で載っていた10種類くらいは覚えました。
最終的にはこの2章がもっとも得意になっていましたね。
3章 買い物上手になろう
食品学に関する知識です。
この章が一番苦労しました(笑)
苦手だったので一番時間をかけたかもしれません。
- 生鮮食品の種類と表示
- 加工食品の種類と表示
- 期限表示
- アレルギー表示と栄養成分表示
- 食品マークの種類
- 保健機能食品
- 遺伝子組換え表示
こう見ると項目数は少ないですが(全部ではないですが)、内容がまぁまぁ濃いです。
スーパーで販売している食品のラベルについての知識が問われます。
普段何気なく買い物をしていましたが、この章の知識があると買い物が面白くなりますし、どのような食品が販売されているかが分かりはじめます。
生鮮食品と加工食品、と言えばすぐに違いが分かりそうですが、分け方があいまいな(どちらに属しているか分かりづらい)食品や、食品表示に関しても「この場合は免除される」などのイレギュラーなどがたくさんありますので、キチンと整理して覚えましょう!
個人的には、この章は腰をしっかり据えて時間をかけてやっておかないと、試験で困ると思います。
当時の私の常識で答えられる問題は少ないと感じました。
4章 段取り上手になろう
衛生管理に関する知識です。
来ました、食中毒に関して問われる章です。
私が受けた試験では、この章からの出題が多かったです。時間かけて覚えておいてよかったです・・・
- 細菌性食中毒の種類と特徴
- ウイルス性、自然毒性、化学物質やカビによる食中毒も出ます
- 食中毒の予防(殺菌方法の種類)
- 食品の変質について
- 遺伝子組み換えについて
- 牛海綿状脳症(BSE)や新型インフルエンザ
- HACCP
遺伝子組み換えについては、3章(食品表示)でも出てきますが、4章では表示ではなく角度を変えた内容で設問されます。
遺伝子組み換え農作物がどういうものか、ということや、安全性や懸念されていること、などですね。
この章は何よりも、食中毒関連です。
そんなに数は多くないので、バンバン覚えていきましょう!
私はBSEについては雑に勉強していたので、本番の試験で間違ってしまいました・・・
やっぱりきちんと記憶、理解していないと、特に2級は正解しません。運ではきつい!
5章 生き方上手になろう
食マーケットに関する知識です。
この章は、比較的なじみの多い考え方でしたので、私にとっては得意分野でしたね。
でもそうは言っても初めて聞く単語もたくさん出てきましたので油断なさらぬように。
- 食生活がどのように変化してきたか(簡単な歴史)
- 小売業の種類
- ミールソリューション
- 日本の商慣行の特徴
- 流通全般と経営戦略
- 飲食店の経営と管理や利益計画(2級だけ)
この章は3級と2級の差がより出てきます。
特に最後の方の飲食店の経営に関しては、2級のみの範囲です。個人的には面白かったですね。
(粗利計算とか損益分岐点の計算とか、練習問題でも出てきます。仕事でいつもやっているので試験で出て欲しかったですが、1問も出ず笑)
ある程度やさしい常識問題が多い感じを受けましたが、あまり馴染みのない「日本の商慣行の特徴」は覚えるのに時間がかかりました。
6章 やりくり上手になろう
社会生活に関する知識です。
この章を勉強する時は、多分疲れています(笑)
だって最後の章ですからね!
しかも税金や法律、貿易など、馴染みのない人にとっては「・・・面白くない」と思ってしまいがちな章だと思います。
「食生活アドバイザーってこんなことまで!?」と実は私も思ってしまいましたが、こういう観点からもアドバイスが出来るということは非常に強いと思いますよ。
- 暮らしと経済
- 景気や税金
- 年金や福祉
- 暮らしと契約(トラブルが起きやすい販売方法)
- 食の安全と法律
- ISO
- IT社会
- 食料自給率など
栄養素や文化、マナー、衛生方法に加えて、このような知識からもアドバイスができるようになる!という気持ちで勉強していきましょう。
せっかく勉強するのですから、バラバラの知識で覚えていくのではなく「誰かにアドバイスをする」という観点で勉強していくと、試験だけではなく資格を取った意味もより味わえると思います。
と自分に言い聞かせて勉強していました(笑)
私の勉強法以外の勉強方法
さて、私の偏見で食生活アドバイザーの試験について語ってきましたが、試験勉強に正解はないので「こういう勉強をして合格した人がいる」くらいの感じで受け取って下さいね。
(いや、実際はこういう勉強をした方が個人的には良いと思っているからこそ、こんな長い記事を書いているのですが笑)
私は公式テキストと公式の問題集のみで挑みましたが、どうしても独学が苦手という人もいると思います。
有料ですが、きちんと教えてくれる講座や通信講座もあるようなので、そちらも活用してくださいね!
公式の合格講座
願書が送られてくると
- 試験の申込み
- 問題集の申込み
- 合格講座の申込み
が届きます。
試験と問題集の申込みはすでに説明しましたが、残りの「合格講座の申込み」の説明です。
試験は7月と11月の年に2回あります。私は11月に受験しました。
私の場合でしたら、合格講座は11月の初旬から中旬に開催されています。
開催場所は「東京」「名古屋」「福岡」「仙台」「大阪」で、土曜日日曜日に開催されているようですね。
※試験会場があって合格講座がない場所もあります。たとえば私は神戸で試験を受けましたが、神戸で合格講座は開催されていません。
時間は
- 午前10:20~12:50
- 昼休み
- 午後1:40~4:10
で午前と午後でそれぞれ3科目ずつ、合計6科目(6章)を解説してくれるそうです。
試験直前の公式による対策講座、といったところでしょうか?
受講料は
- 3級:12,000円(税込)
- 2級:18,000円(税込)
と結構な高額です。。。
テキストや問題集も揃えるとなると、まぁまぁの出費になりますね。
願書と一緒に送られてくる受験案内に、この口座を受講した人の合格率が書かれていました。
私が受験した前年の第36回の実績によると・・・
食生活アドバイザー3級の合格率
- 受験者全体:56.65%
- 講座受講者:88.39%
食生活アドバイザー2級の合格率
- 受講者全体:26.40%
- 講座受講者:70.39%
という、すさまじい合格率です(笑)
何らかの理由で「絶対に合格しないとマズイ!」という人は受講をお勧めできますね。
ユーキャンの通信講座
通信講座といえば「ユーキャン」ですね。
ユーキャンにも食生活アドバイザーの講座が用意されています。
独学、実際に講座を受ける、通信講座を受ける、などいろんな勉強法があると思いますが、通信講座が向いている人もいるかもしれません。
コツコツタイプの人ですね。
私は一気に自力で勉強するタイプなので、通信講座は苦手な部類です。
一般的には独学よりも通信講座が向いている人の方が多いかもしれません。
この通信講座は3級と2級を同時に勉強して、4か月で合格、というスケジュールのようです。
金額は「39,000円」。
資料請求はこちらから。
あなたにあった勉強方法で食生活アドバイザーにチャレンジしてみて下さい!
食生活アドバイザーを受験した感想
最後に食生活アドバイザーを受験した感想と決意表明で終わりたいと思います。
会場の雰囲気
受験できる場所は2017年は「東京」「神戸」「名古屋」「福岡」「仙台」「大阪」「札幌」「広島」「千葉」「新潟」「横浜」「金沢」「さいたま」「静岡」の16拠点でした。
私は神戸で受験しました。(なんと住んでいる所から会場まで車で3時間半。絶対落ちたくない笑)
神戸の会場は、1部屋100人×4部屋用意されていたので、神戸だけで300~400名くらいの参加だったのでしょう。
席は受験番号順にすべて決められています。
3人掛けの机で、真ん中には座らず2人で座りますのでスペースは広かったです。
私は前から5列目くらいでしたが、私から見える範囲でも受験に来ていない席もちらほらありました。
試験開始の15分前に集合です。集合とは着席しておくという意味です。
携帯電話を時計代わりに使うことは出来ませんので、腕時計などを持っておいた方がよいです。
私は時計を忘れていましたが、開始から40分後だったかな、回答が終わった人から退室してもよいというアナウンスが出るので、時間がわからないということはなかったです。(でも時計は持っておいた方が良いですよ!)
・・・隣の女性が問題を解くスピードがめちゃくちゃ速かったのでちょっと焦りましたが(笑)
試験終了10分前は退室できません。
マークシート形式です。2級は記述問題もあります。
すべて回答が終わったら、
- マークミスがないかチェック
- 受験番号や名前欄に記入ミスがないか
のチェックをお忘れなく。
そして最後まで諦めないでくださいね!
私のように問題の読み間違いミスをするともったいないですから。。。
食生活アドバイザーを取得しての決意表明
・・・なんか大それた項目ですけど、私的にはこれからも体と心の健康を提案し続けていきます。
人に何かをアドバイスするということは、情報発信をするということです。
情報を発信するには責任が伴うと考えていますし、一つのことに固執して考えてしまうと食生活アドバイザーでも勉強した「フードファディズム」になりかねません。
○○に効く、○○は食べない方が良い、ということも確かにあるとは思いますが、人それぞれ性別も体格も年齢も違います。
一般論としては「バランスの良い食事や栄養、休養」と言われがちですが、あくまで一般論なわけで、人によってバランスの良さはそれぞれ違うわけです。
今回食生活アドバイザーを受験して思ったことは「判断材料が多いと、精度が高くなる(変なアドバイスをしなくなる)」です。
試験範囲は確かに広いですが、あくまでアドバイスをする際の基礎知識、という位置づけだと私は考えています。
試験勉強したことで、「もっと深く極めていきたいという項目」が恐らくあると思います。
私はありました。特に日本の食文化や行事に関してです。
栄養のバランスのことだけを考えて、好きでもないものを食べ続けることは、よほど強い動機がないと続けることができませんし、もしかしたら心の健康が悪くなるかもしれません。
反対に、好きなものばかりを食べていたら栄養が偏ってしまって体が必要とする栄養が足りなくなり体調を崩すかもしれません。
心(頭)は体の声を聞いてあげて欲しいですし、知識や経験によって「体の声を聞く努力」が必要とも思います。
私はこのような努力が「バランスをとること」だと考えています。
・・・なんか話がずれてきたような気がしてきたので、そろそろ終わりましょう。
ここまで読んでくれたあなた!本当にありがとうございます。
どこかでお会いしたら食生活について語り合いましょうね(笑)
食生活アドバイザーを受験される方、がんばってください^^
丁寧に勉強すればきっと合格できますよ☆
食生活アドバイザー会員制度というものがあるらしい
合格すると「食生活アドバイザー会員」に入会できるようです。1年間の会費は5,000円。
合格証といっしょに入会案内が入っていました。
どのような特典があるかというと、
- 年に2回、食アド情報誌が届く
- 年に4回、食アドPRESSが届く
- 食アド情報交流会に参加できる
- 食アド勉強会に参加できる
- 食アドアカデミーに参加できる
の5つのようです。
情報交換や、さらに深く勉強する機会があるようなので前向きに検討してみます。
また分かったことがありましたら追記していますね!