こんにちは。
普通の風邪やインフルエンザが流行るこの時期、毎年風邪をひく人といつも元気な人がいますよね?
風邪の予防のためにマスクをしたりしますが、それでも風邪をひく人も多いはず。
逆に風邪をひかない人は、マスクなんかしなくてもいつも元気そう。
この違いは一体なんなんでしょうか。
私の実体験も絡めてこの疑問に挑戦していこうと思います。
目次
私はひと冬に何回も風邪をひいていた
・・・本当にしんどかったです。
私は喉から風邪をひくことが多く、いつも喉が腫れて痛くてしんどくて・・・
特に、体を鍛えようとジムのプールに通っていた時は、ひと冬に一体何回風邪をひいたか分かりません・・・
体を鍛えに行っているはずなのに(笑)
温水プールで1時間弱泳いで、ゆっくりお風呂に入って身体を温めるんですが、ジムから駐車場までの2,3分で風邪をひいていたと思います。
風邪ってひきこんでしまうと回復まで時間がかかるじゃないですか。
鼻水がズルズルになってしまうと、何日もその状態・・・鼻の下も痛いし、ティッシュもたくさん使うし、声も出しづらいし息もしづらい。
30代前半は体力と知識がなかったので、私の体調は悲惨な状態でした。
グルタミン(アミノ酸)を飲んでから変わった
どういう経緯か覚えていませんが、「運動するときはアミノ酸のなかでもグルタミンが良い」と知って、グルタミンのパウダータイプのサプリを水泳の後に飲むようになりました。
すると、明らかに風邪をひかなくなったんです。
そのときは単純に「グルタミンを飲めば風邪をひかなくなる」という実体験しかありませんでしたが、ここ数年、健康のことを調べていくうちに「なぜあの時グルタミンを飲んで風邪をひかなくなったか」が分かってきました。
グルタミンは一般的には「筋トレをする人のためのアミノ酸の一種」という認識の人が多いです。
確かにそういう面はありますが、免疫力に大きく影響する成分であることが分かりました。
免疫力が下がっていると風邪をひきやすい
風邪ってそもそもなんなんだ?
風邪は「普通感冒(ふつうかんぼう)」と言います。
ほとんどの原因はライノウイルスやコロナウイルスなどが感染することで発症します。多くの場合ウイルスの感染症なんですね。
同じウイルスを吸い込んだ場合でも、人によって免疫力が違います。
免疫力が弱ければ感染しやすいですし、免疫力が強ければ感染しにくいと言えます。
冬は空気が乾燥していてウイルスが空気中に舞いやすい環境です。
私は、水泳で体力がなくなり免疫力が低下している中で、なんらかのウイルスを吸い込み、何度も風邪をひいていたと考えられます。
もしかしたらジムから車までの移動中にマスクをつけていたら・・・ウイルスを吸い込まず風邪はひかなかったかもしれませんが、今回はウイルスを吸い込んでも感染しないように免疫力を上げることを考えていきます。
どうやったら免疫力って高まるんだ?
そもそも免疫とは、体に異物(病原菌や毒素)が入ってきたときに対抗する仕組みです。
免疫力の高め方、先に結論を書いてしまいますと
- 腸内環境(腸内フローラ)を整える
- ミトコンドリアを働かす(より活性化させる)
の大きく2点をおさえれば良いと思います。
他にも「水を適切に飲む」「良い油を摂る」など重要度が高いこともありますが、上の2つは体に対しての影響が非常に大きいのです。
まだよく分からないかもしれませんが、やることは単純ですので説明していきますね。
腸内環境(腸内フローラ)を整える
免疫力を高めるためにまず考えないといけないことが、腸内環境を整えるということです。
体全体の免疫に関わる細胞の約70%が腸に集中しています。
腸内環境が悪いと、風邪だけでなく様々な病気の引き金になりかねません。
- 肌のトラブル
- アトピー性皮膚炎
- 花粉症
- 頭痛や不眠症
- 便秘や下痢
- 大腸がん
腸内環境って本当に大切なんですよ!
腸内環境を良くするとは「善玉菌を優勢」にするということです。善玉菌代表は乳酸菌ですね。
腸の中には100兆とも1000兆とも言われる腸内細菌が住んでします。
大きく3つに分かれていて、善玉菌・悪玉菌・日和見菌(ひよりみきん)の3種類です。
現在の理想とされている割合は善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7です。
日和見菌というのは「どっちつかず」の菌で、善玉菌と悪玉菌の「勝っている方に見方をする」菌です。
ですので悪玉菌が優勢にならないように善玉菌を増やしていく必要があります。
善玉菌が入っている有名な食品はヨーグルトや味噌汁、納豆などの発酵食品ですね。
発酵食品は乳酸菌が多く含まれていることが多いので、積極的に摂るようにしてください。
ここで冒頭に説明した「グルタミン」が登場します。
グルタミンはアミノ酸の1つです。
このグルタミン、腸(特に腸管の粘膜)のエネルギー源になると言われていて、腸内環境には必須の栄養素です。
実はグルタミン、胃腸薬にも使われるのです。
私はグルタミン+乳酸菌がスプーン一杯1000億個含まれているサプリを飲んでいます。
人によって合う合わないはあると思いますが、個人的にはかなり体感がありましたね。
ミトコンドリアを働かす(より活性化させる)
みなさん、ミトコンドリアですミトコンドリア。
今回は「風邪予防のための免疫」という切り口で話をしていますが、人間の体に特に影響が大きい器官がミトコンドリアです。
上で説明した腸内細菌は100兆~1000兆というとんでもない数が腸内に存在していました。
ミトコンドリアはなんと、、、兆の次の「京(けい)」という単位の数が人間一人の体に存在しています。
(人間の細胞は約60兆個と呼ばれていますが、赤血球以外のすべての細胞1つ1つにミトコンドリアが300~数千も存在しています)
このミトコンドリアは、人間が活動できるエネルギーを作り出す超重要な器官です。
ここでミトコンドリアの話を細かく書いてしまうと、長くなりすぎてしまうので、概要だけ書きますね。
- ミトコンドリアがいるので動物は酸素をエネルギーに変えられる
- ミトコンドリアは莫大なエネルギーを生産できる
- しかし同時に酸化(老化)という代償もある
ミトコンドリアがしっかり働いてくれないと、老化が早く進行したり、エネルギー不足になったりと大変です。
効率的にエネルギーを生産できないと、疲れやすくなり免疫力が下がります。
腸内細菌で免疫力を高め、栄養素をきちんと吸収し、体中の細胞に存在するミトコンドリアに栄養を届ける。
これが免疫を上げ、風邪をひきにくくなる秘訣です!
ミトコンドリアについてはもう少し詳しく解説している記事も書いていますので、またの機会に読んでみて下さい。
たくさん食べて栄養をつける、ことはいいことか?
「風邪をひいて体力がなくなっているからたくさん食べて栄養を取ろう」
はたして正しいのでしょうか。
1日3食しっかり食べると「フルマラソンを走るのと同じくらいのエネルギーが必要」と言われます。
にわかには信じられないかもしれませんが簡単に「代謝」を考えていきましょう。
何かを食べた時、
- 口に入れて噛む(咀嚼)
- 飲みこんで食道を通って胃で消化
- 腸で消化・吸収→血液を通して栄養が全身に届く
- 排泄
という過程を踏みます。当たり前ですけど。
簡単に書いていますが、様々な(数千の)酵素や消化液が働いています。人間の体の仕組みは本当に複雑ですごいと思います。
さらに基礎代謝(生命活動を維持するために必要なエネルギー)のことも考えると、食べるだけで相当のエネルギーを消費しています。
体力がなくなっているときに、栄養を摂ることは良いと思います。
しかし、たとえば消化に悪いものを大量に食べてしまうと、気持ちは元気かもしれませんが(それはそれで大切ですが)、体の中は少ないエネルギーで必死で消化吸収しようとしますが、完全にエネルギー不足に陥ります。
せっかく食べたのに効率よく消化吸収できなくなり、余計に疲れることもある。
体が疲れているときは、消化によい食べ物を少し食べたりサプリメントを使って栄養補給をしたほうが、私は良いと思います。
こういう時のためのサプリメントです。
もう何年風邪をひきこんでいないか分からない
ここ数年、風邪をひきこんだことがありません。
「あ、ちょっと調子がおかしい」ということはありますが、気を付けて過ごせば翌日に回復していることが多いですね。
今回は風邪、免疫、腸内環境、ミトコンドリアというキーワードで解説してきました。
人間の体は非常に複雑で、まだまだ分かっていないことも多いです。
健康にとって、できるだけ影響力が大きいところを押さえていく。これが大切だと思います。
「秘密の○○が効く!」とか「○○の効能がすごい!」など、科学が発展してこれからもどんどん新しい情報が出てくると思います。
それはそれで試してみることは良いことですが、7つの栄養素(タンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラル・食物繊維・ファイトケミカル)が
- どのような割合で
- どのような品質で
- どれくらいの量を
摂取しているかはある程度把握できていた方が良いと思います。
恐らく普通に生活をしていると、とんでもない量の糖質を摂っているはずです。肥満まっしぐらです。
でも食事は趣向であるとも思います。
だって好きなものは食べたいじゃないですか。
でもそればかりだと栄養が偏って病気になってしまうかもしれません。病気になれば好きなものも食べられません。
好きなものを食べて、栄養が偏ったときにバランスを取るためにサプリメントを摂取する、くらいは体のためにしてあげて下さい。
もちろん食べすぎは禁物ですよ。
風邪をひかない、ウイルスに負けない強い免疫力をつけていきましょう!