今回は人体にとって最も大事な「水」についてです。
人体の60%は水分です。
もう少し細かく分けると、
- 幼児や子供は約80%
- 成人で約60%(男性65%、女性55%)
- 老人約50%
が水分です。
毎日水は飲んでいると思います。飲んでいない人は意識して飲んでね!
2%=約600ml少なくなると脱水症状を起こすことさえあります。
私は、高知県→北海道→東京都・神奈川県→高知県と住んできましたが、東京都・神奈川県に住んでいた頃は水道水を飲むことはほとんどなく、ペットボトルの水(ミネラルウォーター)だけを飲んでいました。
現在は浄水器を通して水道水を飲んでおり、ミネラルウォーターは全く買っていません。
もちろん遠出したら買いますけど!
今回は私も紆余曲折した水道水とミネラルウォーターについて話していきます。
毎日飲む水ですから、安全なものが一番です。
もちろんいくら安全でもコストがかかりすぎると続けることができません。
このバランスを考えていきましょう。
水道水とミネラルウォーターの違い
水道水とミネラルウォーターはどのように違うのか、代表的な違いを説明していきますね。
検査項目の違い
水道水は厚生労働省が水道法で定めている水質基準に適合しないといけません。
その項目は51項目です。詳しく知りたい人は厚生労働省のページもリンクしておきますね。
それに対してミネラルウォーター「食品衛生法」により管理されています。
そう、ミネラルウォーターは食品という扱いで、水道水の基準とは異なるわけです。
平成26年12月に改正されてより細かくなっていますが・・・
・殺菌又は除菌を行わないミネラルウォーターは14項目
・殺菌又は除菌を行うミネラルウォーターは39項目
水道水の51項目の方が検査項目が多いんです。
気になるのは項目数だけでなく、その項目の基準です。例えば「鉛及びその化合物」という項目がありますが、
水道水:鉛の量に関して、0.01mg/L以下
ミネラルウォーター:0.05mg/L以下
とミネラルウォーターが5倍ゆるいのです。
この項目だけではなく、その他の項目でも何倍、項目によっては数十倍もゆるく設定されているのが現状です。(問題視もされています)
美味しさの違いについて
これもいろいろなところで議論になっていますが、美味しいかどうかなんて人それぞれの好みでしょう(笑)
ミネラルウォーターを飲んでいた時は「ボルヴィック」が好きでしたね。軟水だからなんですかね?日本の中でも地域によって異なりますが、日本は世界と比較すると軟水が多い国らしいので体に合っていたのかな。
※今はほとんど買いませんけど・・・
しかし私がはっきりと言えることは、あくまでも個人の趣向ですが(笑)、水道水を直接飲むと塩素の味が強くて飲めません!
飲食店に行っても飲めないことも多いです。我慢して飲めるレベルのものもあれば、絶対無理!なところもあります。
居酒屋やバーなどで、水で割るお酒を注文したときにも飲めないこともあります・・・
かといって場所によってはそのまま飲める水道水もあります。
これが私の現状です。別にアンチ水道水というわけではなのですが、実際そう感じるんだから仕方がない。。。
また後の項目でも書きますが「誰かが何かを言っている」ということは、ビジネス視点で話をしている可能性があると考えることも重要ですよね。
水ビジネスはすごいですよ。
当然のことですけど、ミネラルウォーターを販売している人は水道水は危険と言う人もいますから。
「ただちに影響しない」
東日本大震災で原発が問題になった際、「ただちに影響しない」という言葉をよく聞きました。
水に限ったことではないですが、口にするいろいろなものには検査項目があり基準があります。
基準以下なら販売できますが、販売ができているからといって安全かどうかは別問題です。
しかもその基準もコロッと変わったりします。
体に良くないものと分かってはいるが、この量なら問題ない。ただちに影響しない。
というような考えを続けていく必要はないと思います。
私のおすすめは浄水器
私は安全面、コスト面、手間を考えると浄水器をオススメしています。
ペットボトルの水を1日1本120円(500ml)買うとしましょう。
1年間で120円✕365日=43,800円
10年間で43万円です。(1日たった500mlで!)
私は12万円くらいの浄水器を使っています。
1年に1回カートリッジの交換で2万円なので、10年でトータル30万円です。
ペットボトルのようにゴミも出ませんし、水道をひねれば浄水された水が出ます。
※私のように二日酔いをしたときは、起きてすぐに飲めます(笑)
そして1日に10リットル以上も使えてこの金額です。
同じ量の水をミネラルウォーターでまかなおうとすると、5倍~10倍コストがかかります。
炊飯やコーヒーなどにも簡単に使えますね。
浄水器の選び方
安い浄水器でも塩素の大部分は除去されますので、私は味的には飲めないということはありません。(購入時から除去性能がどれくらい落ちていくのかは製品により異なるので注意)
でもせっかく浄水器を付けるなら、体に悪いとされる物質はできるだけ取り除いてほしいし、水道水に含まれているミネラル分は除去してほしくないですよね。
日本にはJWWA(日本水道協会)が定めている浄水器規格がありますが、国際的に見ると結構ゆるいのです。
個人的には「日本の水は安全」という立場から定めているようにも感じます。
信頼できる第三者機関による認証を受けている浄水器が良いと思います。
NSFインターナショナルの国際認証を受けているかどうか、これを目安にすると良いです。
※かなり厳しい基準をクリアしていないと認証を受けられません。
JWWAとNSFインターナショナルが定める除去能力の違いを少し紹介しておきますね。
項目 | JWWA | NSFインターナショナル |
---|---|---|
塩素 | 80%以上除去 | 75%以上除去 |
粒子 | 基準なし | 直径0.5マイクロメーター以上の粒子の85%以上除去 |
アスベスト | 基準なし | 99%以上除去 |
胞子(原生動物) | 基準なし | 直径4~6マイクロメーター以上の粒子の99.9%以上除去 |
化学物質(健康への影響) | 基準なし | 有機・無機化学物質の67~95%除去(化学物質により除去率異なる) |
まとめ
水の話はほんとにいろいろな情報があります。
- 水道水は健康に悪い影響は全く無いし、飲んでも美味しい!
- ペットボトルの水は基準が甘いから逆に危険!
- 水道水は配管の老朽化が進んでいて、サビが入っている!
- 集合住宅の貯水タンクは管理がずさんだと死骸やサビがある!
書き出したらキリがないですね(笑)
今回はそういうことをほぼ解決してくれるであろう、浄水器のススメ、という内容で水を語ってみました。
良い浄水器で水道水を飲むと「え!?ここの水ってこんなにおいしかったっけ!?」と思えたのは衝撃でした。
水は喉の乾き方によっても味が変わりますが、喉が渇いた時に浄水器の水を飲むと特に甘く美味しく感じるんです。すごい。
たまに摂るものはそこまで気にしなくても良いかもしれませんが、毎日摂るものには気をつけたほうがいいですよね。