細胞膜の要「レシチン」を知っておこう!

脅威のレシチン効果

みなさん、レシチンってご存知ですか?

今回の記事は重要なので是非読んで実践してみてください!

 

以前コレステロールの記事で細胞膜の大切さを書きました。

コレステロールは悪なのか!?

2017.02.10

今回も細胞に関係の深い油の記事です。

レシチンがどうして重要?

レシチンって?

少し復習になりますが、人間の体には細胞が約60兆個あります。

この細胞にはすべて細胞膜があり、細胞膜が栄養を取り入れたり外敵から守ったり老廃物を出したりと細胞にとってのボディーガードのような働きをしています。

細胞膜の主成分は油で、「コレステロール」と「リン脂質」で出来ています。

レシチンはこのリン脂質の一種です。つまり体中にレシチンが存在していて、体中の細胞に影響する重要な役割を担っています。

レシチンは体中にあります

体のパフォーマンスを上げるには、影響力が大きいところから改善していく、ということが私は良いと思います。

特に影響力が大きいと思うのは「空気」「水」「油」「たんぱく質」です。

その中でも油は良くないものを摂取していたり、そもそも必要な油の量が足りなかったりと現代人は問題が多いと思います。

そういう意味で良いレシチンを摂ることは手軽に始められて、影響力も大きいと考えています。

 

レシチンは「人間の体重の約100分の1」を占めると言われています。

※体重60kgの人なら600gです。かなり多い割合です。

 

レシチンの役割と効能

効果・効能

レシチンは細胞膜の主成分です。

細胞には、栄養分や酵素を取り入れる必要がありますし、細胞内に出来た老廃物を排泄する必要もあります。

この動きがスムーズに行えないと細胞の動きが低下→抵抗力が弱まって病気にかかりやすくなるという悪循環になってしまいます。

レシチンはこのような「生命活動の根本」を担っている超重要な成分なのです。(予防医学の観点からも重要視されています)

 

細胞膜だけでなく、脳、神経組織の構成成分でもあるので、記憶力の維持、向上にも大きく関与しています。

脳が成長していく子どもたちにも積極的に食べてもらいたいですね!

認知症の予防にも「効果的であることがほぼ明らか」になっています。

 

また肝臓にも効果があります。

基礎研究では、レシチン投与によるアルコール性肝障害に伴う肝臓の繊維化と肝硬変の予防、肝障害(肝毒性のある物質や肝炎ウイルスによる)の改善、イギリスの臨床試験でC型肝炎患者の有意な症状改善と組織学的改善が報告されているなど、肝機能に関しても重要な役割を果たします。

※ウィキペディアより引用

私はお酒が好きなのでレシチンの「肝機能を正常にし、肝臓病の予防に効果がある」ということに特に注目しています。

 

さらにレシチンは水と油を混ざり合わせることができます。これを乳化作用と言います。

血管壁に溜まってしまったコレステロールと混ざりあい、血液中に溶かしてくれます。

つまり動脈硬化の予防です。

 

脂溶性のビタミンEは抗酸化作用が強いのですが、レシチンはビタミンEと非常に相性が良いです。

レシチンとビタミンE

レシチンと混ざりあったビタミンEは、スムーズに血液中に入り体中に運ばれます。

ビタミンEはその抗酸化作用で「レシチン自体を酸化させない」ので、レシチンの機能が十分に発揮できるという最高のパートナーなのです。

 

ちょっと素晴らしすぎませんか?

実はまだまだあるのですが、本1冊書けてしまうくらいの効能があるので、この辺にして先に進みましょう(笑)

 

 

レシチンが不足するとどうなるか

レシチン不足

レシチンは重要な役割を担っていることはご理解いただけたと思います。

レシチンが極端に不足するということは、体中の細胞が正常に働けなくなる可能性があります。

そのため影響が大きいと考えられています。

  • 肝機能の低下(脂肪肝)
  • 血管の脆弱化
  • 脳梗塞
  • 心筋梗塞
  • 頭痛
  • 不眠症
  • 倦怠感
  • 肥満
  • 糖尿病
  • 肌荒れ

レシチンは体全体に影響し様々な病気の引き金になるので、極端な不足には注意が必要です。

 

レシチンはどのような食品に含まれているか

大豆、卵黄が主な食材です。

しょうゆ、納豆、豆腐など私たち日本人はもともとレシチン源をたくさん持っていますが、商品の加工技術(熱処理、殺菌処理、化学処理など)が上がるにつれレシチンの多くが破壊されてしまい、私のように「毎日納豆を食べている」と言っても足りていないのです。

レシチンは1日1000g~6000g必要とされていますが、納豆1パックだと100~500g前後です。商品によってかなり前後するようです。

卵黄には150gほど含まれています。

伝統的な日本食を食べている場合は1000mgは超えてきそうですが、現代の食生活をしていると1000mg未満になることがほとんどだと思います。

レシチンは熱に弱いので、できるだけ加熱せずに食べる方が良いです。50度以上になるとレシチンの有効成分が破壊される恐れがあります。

 

大豆レシチンと卵黄レシチン

大豆レシチンと卵黄レシチン

レシチンには大きく2種類に分かれます。

大豆レシチンは一言で言うとダイエット効果が高いレシチンです。

乳化作用によって脂肪燃焼をアシストします。

上でも説明した通り、動脈硬化や肝機能障害の予防にも役立ちます。

 

卵黄レシチンは脳や神経に関与し、神経伝達をスムーズにする働きがあります。

しかし大豆レシチンも脳や神経への作用も認められますので、両方摂れない場合は大豆レシチンをオススメします。

目的によって使い分けることもできます。

 

大豆と卵黄ですので、食品アレルギーのある方は注意してくださいね!

 

まとめ

レシチン、いかがでしたか?

レシチンはコレステロールと同じく体中の細胞に影響があるので、重要度は高いと思います。

私は「納豆に卵黄を入れて食べる納豆卵」が子供の頃から大好きで、いまだに食べ続けています。白ご飯にかけたら最高です。

大豆レシチンと卵黄レシチンを同時に摂れますね(笑)

納豆卵

写真は卵黄をのせているだけですが、私は納豆と一緒に卵黄を混ぜます!

 

あと、ビタミンEとレシチンが入っているサプリメントも摂っています。

 

皆さんもレシチンを少し気にして摂ってみてはいかがでしょうか。