ファイトケミカルスで活性酸素を撃退!

ファイトケミカルス

みなさん、ファイトケミカルスってご存知ですか?

知らない人は是非読んでいってください!ようやくファイトケミカルスの重要性が世界に認められて注目されるようになってきました。

知っている人も復習と思って読んでいってくださいね。

 

ファイトケミカルスとは何ぞや?

野菜や果物が持つ抗酸化力が高い栄養素の一つです。

6大栄養素

一般的に知られているものとして

  • 糖質(炭水化物)
  • タンパク質
  • 脂質(油)
  • ビタミン
  • ミネラル
  • 食物繊維

の6大栄養素が当たり前でしたが、今回説明するファイトケミカルスが第7の栄養素として一般的に認知されるようになってきました。

研究レベルでは随分前から効果が高いことは分かっていた話ですが、ようやく私達一般市民まで話が来た!という感じです。

第7の栄養素ファイトケミカルス、どのような力があるのでしょうか。

ファイトケミカルスとは植物の力!

7大栄養素

植物は動物と違って自由に移動することができません。

置かれた環境下で自らを育てていかないといけません。紫外線や気温、外敵から身を守るために「色」「香り」「苦味」などの化学物質(植物の栄養素)を作り出しています。

主に植物の皮や種に多く含まれているもの、それがファイトケミカルスです!

 

高い抗酸化力

「酸化」は人体を老化させます。

金属で言う酸化は「サビ」ですが、人体でも日々酸化が起こってるんですね。

 

様々な要因で酸化が進んでしまいますが、酸化の大きな要因、それが活性酸素です。

ファイトケミカルスは抗酸化力が強く、この活性酸素を吸収する効果があります!

ではまずは活性酸素について説明していきましょう。

 

活性酸素とは何ぞや?

活性酸素

健康に注意している人は聞いたことがあると思います。活性酸素。

活性酸素とは「酸化させる力が強い酸素」です。

体内で炭水化物などの物質が酸素を利用してエネルギーに変化する際に発生するため、人間が呼吸している以上、必ず発生してしまいます。(特にスーパーオキサイド)

 

活性酸素は構造上、酸化させる力が強いので、体内に入り込んだ細菌類を退治してくれる役割もあり体にとっては必要なものですが、増えすぎると体の細胞も過剰に酸化させてしまうのです。(老化)

そして「喫煙」「紫外線」「激しいストレス」「食生活の乱れ」「激しい運動」などで活性酸素は増大します。

 

また老化が進むだけでなく、がんや生活習慣病を引き起こす原因ともなっているのが活性酸素です。

 

今回の注目しているファイトケミカルスは、この活性酸素を吸収してくれる働きがあるのです!

 

ファイトケミカルスの種類

「ポリフェノール」「カロテン」「イソフラボン」などは聞いたことがあると思います。

これらはファイトケミカルスの分類です。

未知の成分も含めると1万種以上があると言われています・・・

 

少しだけ一覧表を作っておきますね。覚える必要はないですが覚えたい人は覚えてね!
※「期待できる主な効果」は一部です。ファイトケミカルスは抗酸化作用を主として、他にも様々な効果があるとされています。

食品の例 代表的な成分 期待できる主な効果
ブドウ ブドウ アントシアニン 眼精疲労改善
大豆 大豆 ダイゼイン 抗酸化、抗炎症作用
りんご りんご ケルセチン 肝機能、腎機能アップ
オレンジ 柑橘類 ヘスペリジン 血流・高血圧を改善
セロリ セロリ ルテオリン アレルギー症状を抑える
お茶 カテキン 免疫力アップ、肥満撃退
ウコン ウコン クルクミン 肝機能アップ
トマト トマト リコペン 血液サラサラ効果

※他にも書ききれないほど種類があります。

 

ファイトケミカルスのとり方

ファイトケミカルスは非常に高い活性酸素吸収力を持っています。

植物は過酷な環境の中で動けず育っていきますので、日光などによっても活性酸素が発生しています。

しかし、ファイトケミカルスによって酸化的ストレスを無害なものに変えているのです。植物はすごい。

 

やはりオーガニックの野菜がおすすめ

オーガニックがおすすめ

できるだけオーガニックの食材を選んだほうが良いというのはこのような観点からも言えますね。

厳しい環境下で育った植物はよりファイトケミカルスが含まれています。

一般的な(農薬を使った)野菜よりオーガニックの野菜はファイトケミカルスが1.5倍~1.7倍含まれているというデータもあります。

皮ごと食べたいのに農薬を使っていると思ってしまうと、心理的にも抵抗がありますよね・・・

生姜やわさびはしっかり洗って皮ごといただきましょう。

その他、無水料理やスープにしてまるごと野菜を食べるという方法でもファイトケミカルスは摂取できますよ!

 

一部の油にも含まれています

油とファイトケミカルス

意外かもしれませんが、油にもファイトケミカルスは入っています。

私のおすすめは亜麻仁油です。亜麻という植物はリグナン(ファイトケミカルス)が最も入っているとされています。(ゴマの40倍以上)

亜麻仁油は熱に弱いので、加熱せずにドレッシングに使うか、そのままスプーンで食べてもOKです。

1日スプーン1杯~2杯が目安です。

エゴマ油も同じ考え方ですが、リグナンではなくルテオリンが含まれいます。

 

ワインにも!

赤ワイン

ブドウも皮ごと食べたいところですね。

私はワインが好きなので「オーガニックの赤ワイン」をオススメしています。

 

赤ワインは皮や種をすり潰して作っているので、色が赤くなり渋みもありますがポリフェノールというファイトケミカルスがたくさん入っています。

これは個人的な感想ですが、オーガニックワインは二日酔いになりづらいと思います。あと単純においしい。

 

サプリメントから

様々なサプリメント

サプリメントは慎重に選んでくださいね。

マルチビタミンのサプリメントは世の中にたくさん出ていますが、以下のことを確認してくださいね。

  • 天然の野菜から栄養素を抽出しているか
  • 野菜の産地や農場が明らかになっているか
  • オーガニックで栽培されたものか
  • ファイトケミカルスが含まれていると表示されているか

細かく言えばまだまだ確認してほしいことはありますが、まずはこのくらいで良いと思います。

 

まとめ

ファイトケミカルスについて、いかがでしたでしょうか。

私は高知県に住んでいるので、比較的オーガニック食材が安く手に入りやすいです。

極端に考えて、安心だけど割高のオーガニック食材だけを食べないと!と意識しすぎることはないですが、食材や食べ方、サプリメントを上手に使って健康を保っていきましょう。

 

最後に、農林水産省のWEBサイトから拝借してきた「日米における1人1年当たりの野菜消費量の推移」のグラフを見てください。

日米における1人1年当たりの野菜消費量の推移

「日本は魚と野菜!アメリカは肉!」というイメージかもしれませんが、それは昔の話なんですね・・・

今や日本人が食べる野菜の量は年々減少しています。

日本が病気大国になっている一つの原因かもしれませんね。

 

ファイトケミカルス、これからもっといろんなところで聞くことが増えるかもしれませんので覚えておいてくださいね!