「自信がない」から「自信がある」への行き方

自信がない→自信があるへの行き方

 

自信がない、といつも積極的に思っている人は結構少ないと思います。

・・・稀に見かけますが^^;

 

何かが起こった時とか、何かをしないといけない時に、強く「自信がない」と思うことのほうが多いんじゃないでしょうか。

 

そこには

こうあるべきだ(しかし自分はそこまで行けていない)

という思いがあったりしませんか?

 

周りがすばらしく見えて、自分のことがしょぼく見えてしまい、どんどん自信がなくなっていく。

ある意味完璧主義とも言えますし、隣の芝は青く見える状態、とも言えるかもしれません。

 

「自信がない」と言う人に、「自信を持っていいと思うよ」と言ったところで、「持ちたいけど持てない」という答えが返って来ることがほとんどです。

 

今回は、「自信がある」状態を目指す文章ではありません。

「自信がない」とか「自信がある」とかすら考えない状態を目指してみます。

・・・自分から離れることができれば実現できるかもしれませんが、ちょっと難易度が高いかな。

ではいってみましょう。

普段どのような考え方をしているのか?

普段どのように考えているのか

考え方を変えるだけで、明日から自信を持って生きていこう、というのもできなくはないかもしれませんが、そんなに都合よくいかないと思います。現実は。

考え方は大切です。でも付け焼刃というかその場しのぎの考え方ではなくて、自分の中で当たり前になるまで昇華させないといけません。

 

本当に自信がある状態というのは、そんなこと(自信があるとかないとか)を考えていない状態と私は考えています。それが当たり前の状態。

自信があると思っているうちは、変に上から目線になったり、自分をもっと大きく見せようとがんばったりしてしまいがちです。

自分はこんなにすごいんだ!ということを周りに言ってしまう・・・

 

自信があっても周りから嫌な奴と思われるかもしれません。

結局のところ、どういう未来を望んでいるかによると思いますが、このレベルの自信は「周りからどう思われるかがすごく気になっている」自信がない裏返しかもしれません。

 

このような問題は答えがありません。

学校で勉強してきたように、社会人になって資格取得のために勉強してきたように、答えがあるわけではありません。

しかし、どうしても答えが欲しくて勉強熱心な人ほど自己啓発書などを読み漁る傾向にあります。

 

自己啓発書を読むのは良いと思いますが、そればかり読んでいても自信をつけるのは難しいと思います。

書いてあることは大体似ていることが多いですしね(笑)

 

自信をつけるための様々な情報がある

自信をつけるための方法はたくさんある

インターネットでも書籍でも、自分に自信をつけるための情報がたくさんあります。

例えば

  • 他人と比較するのをやめる
  • メタ認知が大切!
  • 自分の強みを知る
  • 自己肯定感を持つ
  • ・・・

などは有名ですね。

 

これらで効果のある人(自信が持てた人)もいると思います。

でもすぐに元通り(自信がない状態)になってしまう、という人の方が多い印象です。

 

私が思うのは「考え方を変えるだけで、自信を持てるようになる人は少数」です。

個人的にはそんなにうまい話はないでしょう。という感じです。

 

私は、「行動して結果が出る。その結果を受け入れる。」ことが出来ない限りは本当の自信を持つことはできないと考えています。

 

今回は一点突破で考えてみます

一点突破

自信を持つために様々な考え方や手法があると思いますが、私は結構マッチョな考え方をするタイプです。

いろいろと紹介したいものもありますが、今回は「まずこれやってみたらどうですか!?個人的には一番効果があると思いますよ!」の一点突破でお伝えしていきます。

 

聞いたことのある人もいると思いますが、

「何かの1番になること」

を私は最も重要視します。

 

まずは小さな1番を目指す

まずは小さな1番を目指す

「1番なんか自分には無理無理」と思うかもしれません。

でも大丈夫。

「範囲」と「ジャンル」を細かく設定すれば案外簡単に1番になれます。

 

例えば私なら、あるセミナーに出席して「食用油」について興味を持ちました。

油って人間の体にこんなに大事なんだ・・・と素朴に感動しました。

 

油のことをもっと知りたい知りたいと思って、気がつけば3冊ほど油の本を読んでいました。

この状態で私は「会社のなかで一番油に詳しい人」になりました。(会社は30人ほどの油とは全く関係ない業界です)

私は油のことを人に説明できるんですね。たった3冊ですけど、知らない人から見るとすごい知識量なんです。

まずは本を3冊読む

気を良くした私は(この段階で少し油に対して自信を持っている)、もっと深く知ろうと本を読んだりいろんな油を試してみました。

結局読んだ油の本は10冊。試してみた油の種類は5種類ほど。

 

この段階で「私が頻繁に会える人の中で油に一番詳しい人」になりました。

気を良くした私は(この段階で油に関しては結構自信を持っている)、油の資格を取ろうと簡単な試験を受け、合格しました。

 

油のことを調べているうちに、今度は腸(腸内環境)のことに興味を持ち始めました。

腸内環境の本を10冊ほど読み、食事やサプリメントで実践して、私が頻繁に会う人の中で腸内環境に一番詳しい人になりました。

 

このような流れで「水」「栄養素」「糖質制限」「ミトコンドリア」などのジャンルで同じことを繰り返し、食生活アドバイザー2級の資格も合格し「健康のことならこの人に聞いてみようかな」という状態になっていると思います。(←自信過剰?)

 

小さな専門家になること

狭いジャンルの専門家になる

私のきっかけは「油のこと知りたいなぁ」と思って、本を読んだことです。

 

自分が興味のあるジャンルの小さな専門家になってください!

注意点は、ジャンルを大きく取らない事です。狭くしないと1番になれません。私の場合だったらもっと狭くするなら「オリーブオイル」に限定するとか

家族の中で1番。友達の中で1番。会社の男性社員の中で1番。スノボー仲間で1番。何でもいいです。

 

小さな専門家になることは簡単です。

同じジャンルの本を10冊読んでください。

あまり知らない内容のときは1冊目が結構苦しいですが、興味のあることなのでがんばってください。

 

3冊目が終わると、知らない人からは「この人よく知っているなぁ」という評価が得られることが多いです。

4冊目以降はかなりさくさく読めると思います。知っている内容が多くなってくるので、より知識として残り、新しい情報も頭に入りやすくなります。

7冊目以降は「もっと専門的な本はないかな」と探すようになります。専門書はお高いのできついですが、そのころのあなたなら読めると思いますし、専門書とはそういう人向けの本です。そのジャンルの一般人には必要ありません。

 

専門書が読めるということはそのジャンルにおいて一般人ではありません。

 

この段階であなたは小さな専門家になっています。

 

本10冊。2か月あれば読めそうじゃないですか?

たった2か月でそのジャンルに関しての知識は「地元じゃ敵なし(古)」も可能かもしれません。

 

この方法はどうしても知識が先行していきますので、実践できることがあれば実践しながら進めていくことも忘れないでください。

 

どうでしょう?

このように私は「考え方を変えるだけでは自信を持てない」→「自分に実力をつけるしかないでしょう?」と思っています。

 

そしてその知識や実践したことを共有(公開)する場所も欲しい所です。

私のようにブログでもいいですし、家族と友達に必要な情報だったら話のネタにしてみて下さい。

 

組み合わせのマジック

組み合わせのマジック

ここからが楽しいところです。

1ジャンル「本10冊と実践」3か月で、小さな専門家になれるとしましょう。いや、なってみてください。

上でも書きましたが、ジャンルを決める時は最初は狭くしてくださいね!そうしないと「1番」にはなりにくいです。

 

同じジャンルの本を10冊くらい読むと、関連する知識として近いジャンルも出てきます。これがポイントなんです。

3か月で小さな専門家になった後、次はその近いジャンルで同じことをします。

 

そうすると単純計算で1年で4ジャンルの小さな専門家になれますね。

4ジャンルでなくても構いませんが、複数個小さな専門を持っていると、面白いことになります。

 

この方法でジャンルを増やしていくと、それぞれ関連している(関連させやすい)知識がネットワークされます。

浅い知識と浅い知識を組み合わせても面白くありませんが、深い知識と深い知識を組み合わせると、あなただけのジャンルを作れることもあります。

 

実は、関連しているジャンルを組み合わせることは簡単で誰しも思いつくことなのですが、一見関連していないようなジャンルを組み合わせることができれば、自分の独壇場を作ることができ、もしかしたら都道府県一・日本一になっているかもしれません。

 

1つのことを極めるという大切さ

1つのことを極めることの大切さ

極めると言っても定義は難しいですが、もちろん理想は世界一ですが、それはなかなか難しい。でもジャンルを狭くすればできるかもしれません。

 

ここで「極める」とは「人に説明でき、質問にも何でも答えることが出来る」くらいにしておきましょう。

つまりその(狭い)ジャンルに関しては深い知識がある。

 

まずは一つそういうジャンルを作って下さい。

これがすごく重要です。

あれこれやるよりまずは1点だけ超深い知識をつける。その狭いジャンルにおいては最強。

 

これができると、他のジャンルもそうなることが出来るようになります。

なぜなら、最強のなり方を知っているからです。

 

小さな専門家から小さな最強という言葉に変わってしまいましたが、小さな最強の方が私のイメージに近いです。

 

最終的には自信というより活動そのものにエネルギーを注ぐ

活動自体にエネルギーを注ぐ

今回取り上げた「自信の持ち方」は概ね説明終了です。

 

「自信がなくて自信を持ちたいけど、努力はしたくない」と思う人もいるかもしれませんが、好きなことをしているときは努力しているとは思いませんよね?

何か嫌なことを歯を食いしばってはじめて実力がつく、という考えも分かりますが、強い精神力や目的意識がないと長続きしません。

 

それなら好きなことや興味のあるジャンルを絞って極めてみようよ!という提案です。

 

その活動ができれば、自信がつくというより、そんなことはもう考えていなくてその活動そのものが意味を持ち始めます。

そして自分のことではなく、誰かの役に立っている、という利他の心が強くなるかもしれません。

 

 

自信の持ち方というのは、人それぞれ向き不向きがあると思いますし、手法も考え方もたくさんあります。

今回は「今私がおススメする方法」をお伝えしました。

 

ピンとこない人は別の方法を探してみてください。

ピンとくることがあれば今回の方法を試してみて下さい。

 

もしかしたらたった3か月で何らかの良い変化があるかもしれませんよ?

この手法で自分の成長に味をしめると、本が本棚に入りきらなくなり、それがネックです(笑)

ほとんど本を読まなかった昔の自分を、今はもったいないな、と思っています。

 

あと、本に書かれているからと言って正しい情報とは限りません。同じジャンルの本を一気に読むことでそれも分かるようになるはずです。

お試しあれ。

 

あ、最後に注意事項を。

いきなり哲学書とか専門書とかに手を出してしまうと、1冊も読めずに嫌になってしまう可能性があるので、あまり詳しくないジャンルに手を出す時は簡単な入門編などの本から気軽に初めてみて下さいね。