糖質制限したら二日酔いにならなくなった話

糖質制限で二日酔いがなくなった?

こんにちは。

今回は私の実体験「糖質制限をしたら二日酔いにならなくなった話」を書いていこうと思います。

 

私、結構お酒好きなんです。お酒の種類は何でも飲みますが、特にワインと焼酎や泡盛が好きですね。

そんな私ですので、健康診断の血液検査で分かる「肝臓の数値」は基準よりオーバーしていました。。。

 

30代中盤のころ、20代の頃よりはお酒を飲む量は減りましたが、肝臓の数値は毎回オーバー。

しかしアラフォーの今、数年前よりもお酒を飲んでいますが、なんと肝臓の数値が「余裕で」基準内に収まっています!

 

当時、飲み会の時はいつも「ウコンの力 レバープラス」に頼っていたんです。

もう二日酔いがひどくて、翌日の夕方まで動けないとかよくありましたよ・・・吐く吐く・・・

 

でも最近はウコンの力を全く飲んでいないのにほぼ二日酔いはありません。

私のようにお酒を飲む機会が多くない人でも、解毒機関である肝臓は元気な方がよいです!

では私の体験談と考えていることを書いていきますね。

27歳の頃の肝臓の数値

27歳の時の肝臓の数値

私、20代のころ東京で働いてたんですね。

転職をきっかけに地元の高知県に戻ってきたんですけど、退職をする際ありがたいことにたくさんの送別会を開いてもらいました!(自ら「送別会をしてください」と言って回ったこともありますが・・・)

 

送別会ってやっぱり飲むじゃないですか。

送別会が重なった時に、なんと健康診断もあったんです。それが当時27歳。

 

その時の肝臓の数値です。

 

  • AST(GOT):587(基準値30以下)
  • ALT(GPT):520(基準値30以下)
  • γ-GTP:135(基準値50以下)

 

基準値を見たらわかると思いますが、結構やばい数字なんです。

大幅にオーバーしています・・・

今まではこんなことはなかったですが、お酒を飲む機会が増えてしまうとこうなるという典型例だと思います。

 

結局2日ほどお酒を飲まずに再検査をしたところ

 

  • AST(GOT):55(基準値30以下)
  • ALT(GPT):179(基準値30以下)
  • γ-GTP:148(基準値50以下)

 

まで、下がっていました。(γ-GTPは上がっていますね・・・)

まぁ、休肝日は設けましょう!ということですね。

 

30代のころの生活

30代のころの食生活

30代中盤まで、本当に二日酔いがひどかったです。

肝臓の数値は、健康診断の度に「ギリギリ基準値よりオーバー」という感じですね。

もちろん20代の頃よりはお酒の量は減って飲めなくなったのですが、それでも二日酔いになる・・・

 

食事は糖質中心の「どか食い」が多かったです。これは20代のころから続いていました。

カレー、ラーメン、パスタ、丼物、ハンバーガー、チャーハン・・・

 

でも何も気にせず食事をしていたら、こんなメニューになってしまいますよね?

代表的な外食メニューだと思います。世の中は糖質で溢れています。

 

糖質制限を始めて2ヶ月で肝臓の値が・・・

糖質制限を始めたきっかけは、同級生から「糖尿病になった!」と話を聞いたからです。

話を聞いた時、個人的にはサプリメントを飲んだりして健康に気をつけていたと思っていましたが、身近に糖尿病という病気を聞いた時に全然アドバイスができなかったんですね。

 

そこで糖尿病について勉強を始めました。

 

世の中にはいろんな情報があって

  • インスリンを打ち続けないといけない
  • 糖質は制限せずバランスの良い食事をしないといけない
  • いや、糖質を制限することがまず大切なのでは?
  • 糖尿病にはレシチンというサプリが効果的

など、もう何を信じて良いのやら・・・(笑)

だってお医者さんによっても言うことが違うんですからね・・・

 

私は糖尿病ではないのですが、まず自分で試してみて体にどのような変化があるか実験してみよう、ということで糖質制限を始めてみました。

 

このWEBサイトでは糖質制限やケトン体についても記事を書いているので、詳しく知りたい人はこの記事の最後に紹介しておくので読んでみてくださいね。

 

糖質制限で肝臓の数値が改善

肝臓の数値

約2ヶ月糖質制限をした結果が以下の通りです。

 

  • AST(GOT):17(基準値30以下)
  • ALT(GPT):18(基準値30以下)
  • γ-GTP:16(基準値50以下)

 

どうですかこの数値。

お酒を飲む量は減っていません。(むしろ若干増えている?)

こんな低い数値は今まで出た記憶がありません!ちょっとうれしかったです。まさか糖質制限にこんな効果があるとは思っていませんでしたからね。

 

ウコンの力を減らしていく

糖質制限を始める数年前からオーガニックのワイン「ビオワイン」とか「ナチュール」と呼ばれるワインを飲み始めていて、「結構飲んだのにあまり二日酔いにならないなぁ」と思っていました。

でもやはり二日酔いが怖いのでウコンの力が手放せませんでした。。。

 

糖質制限前のある時「ウコンの力なしでいってみよう!」と思って、ビオワインのみを楽しんで翌日をむかえましたが、二日酔いは全くありませんでした。

 

また別の日に今度はビオワインではなくて、普通な感じ?(ビール、焼酎、カクテルなど)で飲み会をするときにウコンの力なしで試してみましたが、ものの見事に二日酔いになりました。(このときは糖質制限前です)

 

そして糖質制限を始めて上で示したような肝臓の数値が出た時に、ビオワイン以外でもウコンの力を飲まずに試してみよう!とトライを何度もしましたが「ほぼ」二日酔いはありません!

 

アラフォーにして私の肝臓は復活したようです。(かといって無理はしませんよ笑)

 

二日酔いは飲むお酒の種類にも影響される

二日酔いは飲むお酒の種類で変わる

お酒を飲む人は良く知っていると思いますが、人によって得意・不得意なお酒があります。(飲み慣れている、といってもいいかもしれません)

 

私ももちろん「完全に二日酔いにならない」ことはありませんが、今はほとんどないですね。

私が得意?なお酒はビオワイン、焼酎、泡盛です。

日本酒は味は好きですが、一番翌日に残りますね。おいしい日本酒になるとたくさん飲んでしまうことがあるからかもしれません。。。

 

どんなお酒もそうですがよく言われるのは「水を飲みながらお酒を飲む」です。

でもお酒が好きな人ならわかると思いますが、なかなか出来ませんよね?アルコール度数が濃いお酒なら分かりますが・・・

 

私が気を付けているのは、お店を変える時(出る時)と帰宅してからです。

この2つのポイントで水をコップ一杯飲んでいます。(2次会に行くときとかはテンションが上がって飲むことを忘れることがありますが)

 

現在の私の生活と体調

ほぼ毎日晩酌はしています。ビール+泡盛。普段はそんなに量は飲みません。

 

きつい糖質制限(スーパー糖質制限)は最近はしていませんね。

 

  • 朝は食べない
  • 昼は11時~12時に味噌汁、ゆで卵×2、チーズ、たまにチアシード、プロテイン、マルチビタミン
  • 夜は20時くらいまでに肉魚を中心に食べますが、たまに米などの糖質を食べることもあり

 

もう長いことこれを続けています。

夜は比較的好きなものを食べていますね。

 

夜ご飯から翌日のお昼ご飯までの間、約15~16時間は意図的に開けています。

この理由は書くと長くなるのでまたの機会にしますが1日を大きく「栄養補給・消化」「吸収と代謝」「排泄」の3つに分けているからです。

 

なぜ糖質制限をすると肝臓の値が改善したのか

糖質制限をするとなぜ肝臓の数値が改善されたか

まず肝臓が関係している血糖値について考えていきます。

大前提として、空腹時の血糖値(血液中にあるブドウ糖の値)は80~110が正常値とされています。

血糖値が高かったら(高血糖)糖尿病の疑いがあったり、低かったら低血糖で、動悸・不安感・悪寒・脱力感・めまいなど様々な悪い症状がでます。

 

つまりある程度のちょうどいい血糖値は必要なのです。

でも普通に考えると食事で血糖値を上げるのは「糖質」だけなんです。

では糖質を食べなくても血糖値は正常値を維持できるのでしょうか。

 

血糖値は維持できます。

糖質を摂らずにいると肝臓は「糖新生」を行い、体に必要なブドウ糖を作りだし血液に送ります。(材料は脂質・アミノ酸など)

 

ここでよく言われるのが、糖新生で肝臓を使わせて大丈夫なのか?ということです。

私は結果的には大丈夫などころか、肝臓の数値は改善するし体調は体感できるほど調子が良いです。(今は体調が良いことが普通になっていますが)

 

あるWEBサイトには「糖新生は肝臓に負担をかけるから糖質制限はしないほうがいい」と書いています。

私にはまったく逆の結果が出ています。

 

糖質の摂りすぎが肝臓に負担をかける

糖質の摂りすぎ

そして調べていくと、本当に肝臓に負担をかけているのは「糖質の摂りすぎ」ということが分かってきました。

糖質の摂りすぎてしまうと肝臓は大忙しです。

 

  • 糖質をブドウ糖に変換
  • 多すぎる場合は、ブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓に蓄える
  • 多すぎる場合は、ブドウ糖を脂肪に変えて脂肪細胞に蓄える

 

これをずっとやってるんです。

しかも20代の私のように糖質中心の食事を続けていたら、もはや肝臓は休む時間がなく、脂肪肝にまっしぐら。

自分の肝臓をフォアグラにしているようなものです。

※ちなみにフォアグラはガチョウに大量の糖質を食べせて作ります。

※30代前半でエコー検査をしたときにお医者さんに「脂肪肝だね」と言われました。

 

お酒の飲み過ぎも肝臓には負担をかけますが、糖質の摂り過ぎも脂肪肝の原因になることを覚えておいて下さい。

 

エネルギーの生み出し方は「解糖系」か「ミトコンドリア系」

ミトコンドリア

次に人間のエネルギーについて考えていきます。

人間が活動・思考するためにエネルギーを生み出すには2つの経路があります。

一つ目は「解糖系」と呼ばれていて、糖質をエネルギーに変える経路です。

特徴としては「生み出すエネルギーは少ないが、即効性がある」です。

 

もう一つは「ミトコンドリア系」と呼ばれていて、酸素を含め様々な栄養素をエネルギーに出来る経路です。

特徴としては「生み出すエネルギーは莫大だが、即効性に欠ける」です。

 

糖質制限は糖質を減らす(ほぼ摂らない)ので、ミトコンドリア系の仕組みをメインに使ってエネルギーを生み出しているということです。

 

ミトコンドリアに関しては腸内細菌と同じく人間の体に本当に重要なところなので、次回の記事で書いていきますね。

 

私はよく「影響力の大きい所から改善していく」と表現していますが、ミトコンドリアはその最たるところです。

触りだけ話しておきますと、

 

  • 人間の細胞は60兆個もある(すべての細胞膜に使われる油の影響は大きい)
  • 腸内細菌は100兆~1000兆居ると言われ、免疫に大きく関係する(腸内環境を整えることが大切)
  • ミトコンドリアは1つの細胞に300~数千居るので兆の次の「京(けい)」という単位で存在する

 

という途方もないスケールの話です。

このミトコンドリアのことを考えて生活をしていくということは、結局は人間の体のことを最も考えているということに繋がります。

ミトコンドリアの続きはまた次回です。

 

まとめ

まとめ

私の体験談を元に、糖質制限と肝臓(二日酔い?)について書いてきました。

肝臓が行う「糖新生」一つとっても、いろんな人がいろんなことを言っています。

 

私のケースでは糖質制限で肝機能は数値だけでなく、明らかに体感できるほどに改善しました。

 

健康的な生活は、現在の自分の状況を把握することから始まります。

例えば私の空腹時血糖値は85~100位です。正常値ですね。

 

血糖値を計測する機械を持っているので、一度実験したことがあるんです。

 

夜ごはんを午後8時までに済ませ、朝食を食べず(水だけは飲む)昼食にラーメンと丼物のセットを食べてみました。(いわゆるおなかが減っているときに糖質のドカ食い)

 

すると、食後30分に血糖値が200超えました。

食後2時間半後には140ほどまで下がりましたが、それでもかなり高いです。

食後高血糖

 

※ちなみに私のいつもの昼食後(メニューは上で書いています)は血糖値95でした。

 

肉体を動かす仕事なら糖質を摂って解糖系でエネルギーを生み出すことも良いかと思いますが、私のようなデスクワークでこんな食後高血糖を続けていたら糖尿病になったり血管に異常が出てもおかしくありません。

 

少し話が大きくなってしまいましたが、糖質を制限することは肝臓をいたわることに繋がる可能性は非常に高いです。

二日酔いにお悩みのあなた、試してみる価値はあると思います。

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